都知事選は現職の小池氏が当選。都知事選の結果が国政に及ぼす影響について、政治部官邸キャップ・平本典昭が、「自民党の裏金問題への逆風は収まったのか」、「石丸氏の次の動き」、「自民党総裁選へのインパクト」というポイントについて解説。都知事選と同時に行われた都議補選で、自民党は8つの選挙区に候補者を立てたが6つの選挙区で負けた。都議補選を最前線で戦っていた自民党のベテラン議員は「逆風は収まっていない」と危機感をあらわにしている。石丸氏については、与野党の議員から「既存政党への嫌悪感を持つ無党派層の受け皿になった」と評価する声と、「この勢いで国政に出てくるのでは」との警戒も出ている。一方で石丸氏が岸田総理の選挙区である広島1区から出馬する可能性に言及したことについて、ある政府関係者は「都知事選が終わったばかりで広島の衆院選に出ると言ったのは、都民も広島県民も快く思わないだろう」と話している。自民党総裁選へのインパクトについて、自民党幹部は「国民は既存政党では政治は変わらないと思っている。総裁選で自民党は生まれ変わったという刷新感が出せるかが、今まで以上により問われている」と話している。