岸田首相は自民総裁選を辞退している。解説者の清水大志氏は外交日程に一区切りがついたことと、秋の自民党総裁選で党が変わったことを見せるためにこのタイミングになったのではないかと見ている。デフレ脱却や投資促進、エネルギー政策の転換などを成果として強調したうえで、後継については政治改革が後退しないことを上げている。言葉をつまらせる様子も見せていたが、岸田首相は感情を表に出さないタイプであることから珍しいとしている。立候補しない理由については政治資金パーティー問題で内閣支持率が低迷していることも大きいと見られ、党内では岸田総理のままでは選挙を戦えないという声も聞かれたことがあったと見られる。