- 出演者
- 今井翔馬 中山果奈
岸田総理大臣は、来月の自民党総裁選挙を前に自身の対応について「先送りできない課題に1つ1つ取り組み結果を出すことに専念している」などと話した。複数の関係者によると岸田総理は総裁選に立候補しない意向を固めた。岸田総理大臣は自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る問題を受けて政治の信頼回復を図る必要があるとして、派閥の解消などの党改革や関係議員の処分に加え政治資金規正法の改正などに取り組んできた。しかし政権への世論の批判が強まり、内閣支持率が低迷する中、自民党内からは「今の政権では次の衆議院選挙を戦えない」という声も出ていた。不信の払拭に向けてみずから責任を取る必要があると判断したものとみられる。政府は岸田総理大臣が午前11時半から首相官邸で記者会見すると発表した。岸田総理は新総裁が選出されたあと総理大臣を退任することになる。3年前の10月に就任した岸田総理の在任期間は今日の時点で1046日で岸信介元首相に次いで戦後8番目の長さとなった。
総理大臣官邸前からの中継。隣接する総理大臣公邸で側近の1人である自民党の木原幹事長代理と面会したあと9時過ぎに官邸に入った。岸田総理大臣はこのあと11時半から記者会見を開き、来月行われる予定の自民党総選挙に立候補しない意向を示すものとみられる。
自民党本部からの中継。総裁選挙を巡って岸田総理大臣の対応が最大の焦点となっていたため党内に衝撃が広がっている。岸田総理大臣から直接連絡を受けたという党幹部の1人はNHKの取材に対し、何度も立候補してほしいと説得したが駄目だった明かした。総裁選挙に向けて複数の議員が立候補に意欲を示しており、今後立候補に向けた動きが活発になるとみられる。
最新の情報について清水さんは「昨夜岸田総理大臣が嶋田さんとお話ししていた。今朝木原さんという方と公邸で面会したあと官邸に入られた。」などと話した。記者会見は11時半からの予定。会見の注目する点について「立候補をしないと決めた理由についての説明するかに注目したいと思います。」などと話した。
岸田総理大臣は、来月の自民党総裁選挙を前に自身の対応について「先送りできない課題に1つ1つ取り組み結果を出すことに専念している」などと話した。複数の関係者によると岸田総理は総裁選に立候補しない意向を固めた。岸田総理大臣は自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る問題を受けて政治の信頼回復を図る必要があるとして、派閥の解消などの党改革や関係議員の処分に加え政治資金規正法の改正などに取り組んできた。しかし政権への世論の批判が強まり、内閣支持率が低迷する中、自民党内からは「今の政権では次の衆議院選挙を戦えない」という声も出ていた。不信の払拭に向けてみずから責任を取る必要があると判断したものとみられる。政府は岸田総理大臣が午前11時半から首相官邸で記者会見すると発表した。岸田総理は新総裁が選出されたあと総理大臣を退任することになる。3年前の10月に就任した岸田総理の在任期間は今日の時点で1046日で岸信介元首相に次いで戦後8番目の長さとなった。
首相官邸で行われている岸田首相の会見を中継で伝えた。岸田首相は総裁選に立候補しない意向を表明し、自民党が変わる姿を国民に示す必要があるとし、新たなリーダーを一兵卒として支えるなどと述べた。また国民の政治不信を招く事態となり、自らの責任との思いで臨んだことや、自らひくことでけじめをつけるとも述べた。
岸田首相は核の威嚇が指摘される中、日本がリーダーシップを取る必要があることや、憲法改正で自衛隊の明記などを詰める必要があること、政治資金規正法改正など残された課題に早期に結論を出すなどと述べた。
岸田首相が記者の質問に応じた。「なぜこのタイミング?」という質問には「自民党が変わったことを示す第一歩が立候補しないこと」、「支持率低迷」には「政治課題において結論を出すことは大事だと思うが、政治の信頼も大変大きな問題だと感じている。第一歩として私自身の身の身の処し方を決断した」と答えた。
岸田首相は自民総裁選を辞退している。解説者の清水大志氏は外交日程に一区切りがついたことと、秋の自民党総裁選で党が変わったことを見せるためにこのタイミングになったのではないかと見ている。デフレ脱却や投資促進、エネルギー政策の転換などを成果として強調したうえで、後継については政治改革が後退しないことを上げている。言葉をつまらせる様子も見せていたが、岸田首相は感情を表に出さないタイプであることから珍しいとしている。立候補しない理由については政治資金パーティー問題で内閣支持率が低迷していることも大きいと見られ、党内では岸田総理のままでは選挙を戦えないという声も聞かれたことがあったと見られる。
岸田首相は立候補自体をこのタイミングで表明したことについて、モンゴル・オユーンエルデネ首相との電話会談を行ったことで外交日程に区切りがついたことをあげている。お盆が開ければ総裁選に向けた動きが活発化になる中、自民党が変わる姿を示すことが必要であり透明で開かれた選挙・自由闊達な論戦が必要となる中、身を引き新たなリーダーを一兵卒として支えることがその一歩となるとしている。岸田首相は賃上げと投資促進のアニマルスピリッツを復活させ、AI時代に向けた電力需要増やGXに向けたカーボンプライシング、原発再稼働・新型革新炉の設置、少子化を前に3.6兆円の大規模少子化対策実行、国際社会の複雑化に対応するための5年で43兆円にのぼる防衛費強化や、各首脳会合への出席・日韓関係改善やグローバルサウスとの関係強化など外交強化などは成果となったとしている。旧統一教会問題や派閥の政治資金パーティー問題は政治不信を招いたが、被害者救済法成立や政治資金規正法改正等・派閥解消などに国民を裏切らないように臨んできたとしている。後継に対しては大切なことは国民の共感を得られる政治を実現することであり、それができる総裁か自分の1票を見定めて投じて行きたいとしている。そして、政治家としては引き続きコストカット型・デフレ型経済の脱却を確かなものとするため、賃上げ・投資増の流れを加速することでGDPを600兆円到達に向かわせるとしている。日朝関係についても前に進ませる必要があるとしている。憲法改正については自衛隊の明記や緊急事態条項についての条文を詰めていく必要があるとしている。政治資金規正法については残された検討項目について早期に結論を得る必要があり政治刷新本部には新たなワーキンググループを設けるよう指示を出したとしている。能登半島地震からの復興・南海トラフ地震や台風などへの対策などに一意専心あたっていきたいとしている。
岸田首相は「自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は、私が身を引くことである」と述べ、総裁選に立候補しない意向を表明した。これにより新総裁が選出されたあと、総理大臣を退任することになる。
首相官邸からの中継。岸田首相は官邸内で会見を開き、来月の自民党総裁選に立候補しない意向を示した。岸田首相の突然の表明に、官邸内にも動揺が広がっている。
自民党本部からの中継。総裁選を巡っては岸田首相の対応が最大の焦点となっており、党内には衝撃が広がっている。ある幹部は「何度も立候補するよう声をかけたがダメだった」「政治とカネの問題にケジメをつけるためには仕方がない」と話す。
岸田首相が自民党総裁選不出馬を表明したことについて、与野党の反応。自民党の小野寺元防衛相は「一連の問題を受けた政治改革で一定のケジメをつけるとの判断では」とコメント。立憲民主党の安住国対委員長らもコメントを発表している。
岸田首相が総裁選に立候補しない意向を表明したことについて、街の人の反応。聞いたのは、広島、新橋。
岸田政権のこれまで。岸田首相は2021年10月に第100代首相に就任。宏池会からの首相誕生は30年ぶり。直後に衆院を解散し、自民党は絶対安定多数の議席を獲得。最重要政策には新しい資本主義の実現を掲げた。安倍元首相の国葬を巡って世論の賛否がわかれ、閣僚、自民党議員と旧統一教会の関係が政権運営に影を落とした。一方、安保政策を転換。反撃能力の保有を決め、防衛費増額を打ち出した。去年には電撃的にウクライナを訪問。G7広島サミットでは、自由で開かれた国際秩序の維持・強化の重要性を国内外に発信した。エネルギー政策では、東京電力の処理水の海への放出も開始。少子化対策、物価高騰対策などにも取り組んだが、自民党派閥の政治資金問題が立ちふさがった。改正政治資金規正法が成立したが、パーティー券について公明党に譲り過ぎだと党内からも批判があがり、内閣支持率も20%台まで下落した。
スタジオ解説。自民党内では衝撃が広がっている。「立候補するよう説得したが受け入れられなかった」「岸田首相では選挙に勝てないとの声があり抗えなかったのでは」といった声が聞かれる。現職の首相が立候補しないことで、総裁選の構図が大きく変わる。一方、野党側からも驚きの声が聞かれるが、一方で、トップを変えるやり方は自民党が使ってきたとの批判の声も聞かれる。今後の政治日程で注目点は総裁選。
岸田首相は「自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は、私が身を引くことである」と述べ、総裁選に立候補しない意向を表明した。これにより新総裁が選出されたあと、総理大臣を退任することになる。
南海トラフ地震臨時情報の発表を受け、愛媛県宇和島市にある生活困窮者の支援などを行うNPO法人は、備蓄品が津波の浸水想定区域に保管されていることからマンションの5階に移動させるなどの対策を進めている。
災害への備えを学べる静岡市の静岡県地震防災センターには、南海トラフ地震臨時情報が発表されたあと多い日にはふだんの6倍にあたる120人ほどの人が訪れている。油井里美所長は備蓄や安否確認の方法を準備することが大事と呼びかけている。