岸田総理大臣は来月の自民党総裁選挙に立候補しない意向を表明し、新総裁の選出後退陣することになった。総裁選挙の日程は来週20日に開かれる選挙管理委員会で決まる見通しで、立候補に向けた党内の動きが本格化する。総裁選挙のあり方については“我こそはと積極的に手を挙げて、真剣勝負の議論を戦わせてほしい。大切なことは国民の共感を得られる政治を実現することだ”と述べた。自民党内では、党幹部や閣僚を歴任した60代のベテラン議員が意欲を見せているほか、閣僚経験のある40代の議員も総裁候補として名前が挙がっている。今後、立候補に向けた党内の動きが本格化する。岸田総理大臣が総裁選挙に立候補しない意向を表明したことについて、日本大学・岩井奉信名誉教授は「新しく選ばれた総裁は政治とカネの問題をもう一回きちんと見直し、もっと明確な形の改革を進めていくことが求められる」と述べた。