自民党総裁選挙の注目ポイントについて、東京大学・先端科学技術研究センター・牧原出教授は「国民の信頼回復。自民党政治改革の問題で、国民の信頼を本当にもう失っている。これをどう回復するかということが今回の総裁選のテーマだと思う。裏金問題、政治改革はまだ道半ば。政治改革をどのように次の候補が担っていくか、ここが非常に大きなポイント」と話す。今回の総裁選挙では、ほとんどの派閥が解散を決めた影響が出ていると指摘する。国会議員票と党員票で争われる自民党の総裁選挙だが、牧原教授は幅広い有権者が注目すべき選挙だという。牧原教授「来年の秋までに必ず衆議院の解散総選挙がある。その時にこの総裁でよかったのか、我々が決めることができる。派閥、政治資金が問題として解消されていくか、どういう施策を取っていくか。国民生活に直結する施策をとるリーダーが現れるかどうか。今のうちに見ておくことが大事」。