冒頭から安倍元総理が登場する自民党総裁選挙のプロモーション。水曜日、自民党は動画とともにポスターも発表。キャッチコピーの「THE MATCH」については派閥なき総裁選を意識し、出来レースではない真剣勝負のアピール。ただ、ずらりと並んだのは派閥の領袖でもあった歴代総裁の顔。そのセンターには、こちらも安倍氏。岸田総理が退陣の理由とした裏金事件、政治とカネの問題について候補者たちは何を語るのか。最初に名乗りを上げたのは二階派の小林鷹之氏。出馬会見の場には24人の議員の姿も。組織的な裏金作りが発覚した安倍派からも11人が同席。40代という若さで刷新感に期待する声がある。しかし、裏金事件の真相究明について問われると「権限を持たない自民党が調査するのは一定の限界がある」とコメント。そんな中、きのう静止kに出馬表明した石破茂元幹事長は「金のための政治などもってのほか」と語った。一方、自民党総裁選の陰で埋没が懸念される立憲民主党の代表選。現職の泉代表も続投に意欲を示す中、まず名乗りを上げたのは枝野元官房長官。掲げたのは、アベノミクスに対抗する経済政策。人に焦点を当てるべきだと訴えた。そしてもう一人。出馬の意向を固めたとされるのが12年前、当時の野党自民党、安倍総裁との党首討論で啖呵を切り政権を明け渡すことになった野田元総理。12年ぶりの政権交代を目指す立憲民主党が政治とカネで攻勢に出る中、自民党でまだ名乗りを上げていない総裁候補は何を訴えるのか。