待ち構える報道陣の中にやってきたのは、自民党の新総裁となった石破茂氏の妻・佳子さん。佳子さんは「(決まった瞬間は)感極まったというのが、どの気持ちというのが分からなくて、わあっとなった。決選投票前で2位だったので総裁に選ばれるとは思わず、ほんとに皆さまのおかげだと思って感謝してます」「(総理大臣になったらファーストレディーに)そうなんですよ、どうしましょうね、本当に。今はちょっとまだよく分からない状態でいるんです。私自身、石破佳子個人は変わらないのに。ファーストレディーっていう責任が重くなることについては、まだ分からない」と語った。取材中、夫の石破氏から電話がかかってきた。石破氏からの電話に、佳子さんは「もしもし、お疲れさまでした。今、囲み取材を受けているところで、なんか支離滅裂な話を私はしてしまっていて」と話していた。(報道陣に)石破氏との電話の内容を聞かれた佳子さんは「総裁になったから私も頼むという話しは…頼むっていうとおかしいですね。ごめんなさい、うまく表現できなくて。遠かったのであれでしたけど、でも元気そうで安心しました」と語った。“次なる総理”石破新総裁に国民はどんなことを期待するのか。50代の人は「同じ鳥取県出身ですので、地域のために頑張ってほしいなと思います」、30代の人は「変わらないと思う」「国防の部分で、もうちょっと今よりもしっかりやってもらえれば」、20代の人は「少数派の意見も取り入れられるようになれば」、30代の人は「子育てができる国。子どもを産みたいと思える優しい国にしてほしい」、50代の人は「何しろ経済頑張ってもらいたい。今、外国の人が“日本に来た方が安いよ”というイメージ付いちゃってる」と話す。また、年金改革を期待する声も。街の人は「年金とか、我々の世代もマイナスな世代になってくると思うので」、50代の人は「私たちの世代で、何歳になったらもらえるのか分かってないと払い損じゃないかと思う」と話す。さらに、“支持する政党がない”という男性は「裏金とかで信用を落としているところがあるので、信用を取り戻す」と話す。来月1日に招集される臨時国会での指名選挙を経て、石破総理大臣が誕生する見通し。