自民党の石破新総裁は午前11時過ぎに党本部に入った。石破氏は新たな党役員として、副総裁に菅前総理大臣、幹事長に森山総務会長、総務会長に鈴木財務大臣、政務調査会長に小野寺元防衛大臣、選挙対策委員長に小泉元環境大臣、国会対策委員長に坂本農林水産大臣を起用する。一方、最高顧問には麻生副総裁が就任する。石破氏は午後1時半から開かれる臨時総務会で人事の了承を得る考えで、森山氏らは午後3時から記者会見に臨むことにしている。また石破氏はその後、連立を組む公明党の石井代表と会談し、両党の新たな政権合意に署名することにしている。石破氏はあす召集される臨時国会冒頭の総理大臣指名選挙で第102代の総理大臣に選出されたあと、直ちに組閣に臨むことにしていて、閣僚の顔ぶれもすでに固まっている。一方、石破氏は衆議院選挙について、野党側との論戦を経て来月9日に衆議院を解散し15日公示、27日投開票の日程で行うことを軸に最終調整を進めていて、近く考えを明らかにすることにしている。そして、あす召集される臨時国会について、自民党の浜田国会対策委員長は立憲民主党の笠国会対策委員長と会談し、会期を来月9日までの9日間としたいとする意向を伝えた。