石破新政権。今月27日投開票の日程で衆議院選挙を行う方針が表明された。相澤祐子解説委員が「石破総裁はきのう記者会見で“新政権はできるかぎり早期に国民の審判を受けることが重要だ”と述べた。これに対して立憲民主党の野田代表が“国民に真を問うための判断材料を整えるための論戦から逃げようとする裏金解散だ”などと厳しく批判するなど、野党側は対決姿勢を強めている。限られた国会審議の中で各党、どのようなメッセージを打ち出せるかというのが1つポイントになってくる。野党側は総理や新しい閣僚が与野党の議員と1対1で論戦を交わす予算委員会を開いて、選挙の前に新政権の方針を正す機会を確保するべきだと主張している。大雨被害を受けた石川県の都地方の復旧支援を優先するため、補正予算案の編成も求めている。これに対して石破総裁は、各党との党首討論を行うことも選択肢だという考えを示している。前回3年前の衆議院選挙は衆議院議員の任期満了が迫っていたこともあって、岸田政権が発足して早々に解散総選挙が行われた。今回は任期満了まであと1年残っているほか、自民党や立憲民主党だけでなく公明党のトップも変わったばかり。新政権発足後、限られた国会審議で早々に衆議院選挙が行われることをどう評価するのか、これも有権者の判断材料の一つになりそう」とスタジオで述べた。