東海東京証券・佐野一彦さんは「衆院選、国債増発の行方」。自公で過半数割れも指摘される。補正予算の規模に関して石破首相は昨年度の国費13兆円を上回ると示唆している。大きく上回らない限りカレンダーベースの利付国債の市中発行は増額される可能性が低い。国債市場へのネガティブインパクトは乏しい。野党が連立を組んで政権奪取すれば財政支出拡大を訴える党が多いため国債増発が大きく膨らむ。需給悪化、継続的な財政悪化の懸念から国債利回り急上昇のリスクがある。JPモルガンチェース銀行・棚瀬順哉さんは「相場のモメンタムへの対応」。ドル円の上昇モメンタムが強い。ドル円も年初来高値の162円までいってしまうのでは。7−8月の円高局面ではドル円が20円一気に落ちた。120円という見方もあったが米国経済が弱くならないと行かないため今回も同様に162円まで簡単にいきそうに見えるがいかないかもしれない。