衆院選で過半数を割り、政権運営を安定させたい石破総理。国民民主党の協力を取り付けたい自民党と、政策を実現したい国民民主党。自民党公明党の与党と、国民民主は政策協議に入ることで合意した。国民民主党・玉木代表が絶対に成し遂げたい政策「103万の壁」の引上げ。1995年に最低賃金をもとに定められた所得税が発生する年収のライン。最低賃金は当時と比べておよそ1.73倍に増加。そこで国民民主党は、103万円の壁を1.73倍した178万円に引き上げることを主張している。しかし、実現した場合、国と地方で合わせて7兆6000億円ほどの税収が減る。ほかにも、社会保険料の問題や、所得による税収の格差など、課題は山積している。さらに現在、全国平均1055円の最低賃金を1500円まで押し上げたいという石破総理。