年収「103万円の壁」見直しについて。きょう午後、国会内では自民党、公明党、国民民主党の幹事長が会談。与党側が補正予算案の成立に向け協力を求めたのに対し、国民民主党の榛葉幹事長は「税制改正に関する要望が聞き入れられなければ賛成しない」と突っぱねた。協議は中断。自民党の森山幹事長は、税制協議の責任者である宮沢税調会長や公明党の西田幹事長らと相次いで会談。3時間後に行われた2回目となる3党幹事長協議では、一転して国民民主側の要望をおおむね受け入れ、現状「103万円」の年収の壁を「178万円」を目指し、来年から引き上げることで合意した。ガソリン税についても暫定税率の廃止で一致。引き上げなどに向けた具体的な実施方法などについては、引き続き関係者の間で誠実に協議を進めることも確認した。国民民主党も予算案への賛成を明言。補正予算案は成立する公算が高まった。