自民党は現在の夫婦同姓制度の不利益を解決するための独自の法案は提出を見送る一方、党としての基本的な考え方を取りまとめる方針で、今日のワーキングチームで案が示された。日本テレビが入手した案では、旧姓の通称使用の拡大は「併記」の場合が多く、「単独使用をできないことに不便を感じるとの声がある」と指摘している。その上で現状の戸籍制度は維持した上で「旧姓の単独使用を可能とする基盤整備を進める」との新たな方針を打ち出した。ただ旧姓の単独使用は夫婦別姓を導入しないことが前提のため、推進派の議員から異論が出て取りまとめには至らなかった。ワーキングチームは今後文言を調整した上で今月中に党としての考えをまとめたいとしている。