「テロ対策特殊装備展」には危険な地域で活躍するロボットや、防弾シールドなど、およそ100社が出展。来場者は、警察や自衛隊、警備関係者。注目されていたのがVRで戦闘訓練ができるブース。モデルガンをもって、専用のゴーグルを装着。テロリストが住宅に立てこもったケースなどを想定したリアルな戦闘訓練ができるという。実弾を使わなくても訓練ができるこの装置。今後、自衛隊や警察に提供していきたいと考えている。エスティジャパンは世界初という製品を出展。特殊なレーザーを照射することによって10秒ほどで爆弾に使われる硝酸アンモニウムやサリンなどの物質を特定することができる。政府が防衛費の増額に舵を切るなか、企業にも影響が出ている。展示会にはウクライナの企業も。出展していたのはドローンを検知する装置。ロシアからのドローン攻撃が続いているウクライナで実際に防衛に使われている。日本でもこうした装置の需要が高まるとみて今回、初めて出展した。