中谷防衛大臣はアメリカのヘグセス国防長官と電話で初めて会談した。冒頭、中谷大臣はワシントン近郊で旅客機とアメリカ軍のヘリコプターが衝突して墜落した事故について哀悼の意を伝えた。そのうえで両閣僚は中国やロシアが軍事活動を活発化させるなどインド太平洋地域の安全保障環境が厳しさを増す中、トランプ新政権のもとでも日米同盟の抑止力と対処力を一層強化していく方針を確認した。そして自衛隊とアメリカ軍の間で指揮統制の枠組みを向上させるとともに、共同訓練などを通じて日本の南西地域における両国の存在感を高めていくことで一致した。さらに沖縄県の尖閣諸島にアメリカの防衛義務を定めた日米安全保障条約の第5条が適用されることを確認したほか、早期の対面での会談に向けて調整を進めていくことになった。中谷防衛大臣のコメント「日米同盟の強化は石破政権の外交安全保障の最重要政策」。