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「舞楽」 のテレビ露出情報

山形県寒河江市にある慈恩寺では毎年5月5日に舞楽が奉納される。この地に舞楽を伝えた林家に一子相伝1200年。目を引くのが鮮やかな装束の色・紅花染め。紅花は黄色い花をつけるキク科の植物で山形は全国一の産地。花を集めて潰し発酵・乾燥させた紅餅を水で戻して染めに使う。紅花は江戸時代、米の100倍・金の10倍という高値で取り引きされていた。たくさんの紅餅が最上川を下り、北前船で京都や大阪へ。紅花の染め物や口紅を裕福な人々が競って買い求めた。草木染め染色家・佐久間雅子さんは紅花染めがやりたくて染色家の道に進んだ。紅花染めは、まず紅餅をほぐして一晩水につけて濾し、さらに水につけて濾すを繰り返して黄色の成分を取り除く。最後にわら灰というアルカリ性の液に漬ける。紅花の赤い成分はアルカリ性で初めて溶け出すという。染めるのは16メートルの反物。端まで行ったらまたすぐもう一度。ムラが出ないように動かし続け、さらに染料を足して色をあげていく。アイロンをかけて乾かすと初めて仕上がりの色が分かる。

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