機体は着陸やり直し自動モードに入ったが、機長はその機能を理解しておらず操縦桿を思い切り引いた。すると、一気に機首が上がって失速し約500mの高さから墜落。生存者は7人、264人の命が犠牲になった。当時の事故調査委員会が調査した結果、この飛行機の着陸やり直しモードの解除方法はわかりにくいものであったと結論づけた。エアバス機には同様のトラブルが10年で3回も起こっていたという。そこで、エアバス社は着陸やり直しモードは操縦桿を強く押せば解除されるように改修することを各航空会社に通達していたが、中華航空は義務ではないと判断し改修していなかった。さらに、着陸やり直しモード解除方法の研修も不十分だったと考えられる。7人の生存者には共通点があった。
住所: 愛知県小牧市春日寺1-1