障害者雇用の支援を行う会社で働く男性は若年性認知症の当事者でもある。40歳で診断される。一番気になったのは仕事。診断当時、不動産関係の仕事をしていたが、自ら退職。家にひきこもるようになる。ある人の支えのおかげで3年前に今の会社への再就職を果たす。認知症コーディネーターは必要な支援機関につなぐ“調整役”のこと。都道府県などの相談窓口に設置されている。若年性認知症支援コーディネーターの松本さんの存在について、男性は寄り添ってもらったとコメント。新たな職場で働く男性は、オンライン研修で講師として健康管理の大切さを教えていた。同僚の協力を得ながら自分に与えられた役割を果たしている。