湊川親方は大の里について「右差しが一番の武器だが、それを出す前に圧力だけで勝ってしまったという印象。しっかり自分で立会すれば後に下がることはないと自身を持って相撲を取っている。」などと話した。綱取りの可能性については「ここ8日間の相撲を見る限りでは横綱という地位が近寄っている印象だが、相撲の難しさはここからの後半7日間。疲れが出てくるころだし、相手もどんどん番付が上位の人と当たってくる。」などと話した。大の里の盤石な強さが発揮されたのが5日目の玉鷲戦だった。湊川親方は「いい立ち会いをしてからの右差し、左おっつけが武器。右差しがしっかり相手にささったことによって相手を起こしてさらに左手の使い方もうまくなってきて、立ち会いの馬力・右差し・左手の使い方の3つの武器が揃って戦う方も大変だなという印象。」などと話し、大の里の優勝に待ったをかける存在としては「いっぱいいるが上位の若隆景関に注目したい。」と話した。