1年前、プーチン大統領はウクライナの4州の併合を一方的に宣言した。先月30日、大統領は「ロシアは強くなった。我々は一緒になればどんな試練も克服できる」と語った。彼らは一緒に赤の広場に向かって行進した。とても組織立った形で併合への支持を表明している。併合を認めた国はシリアと北朝鮮だけ。国旗が配られ愛国主義的なコンサートが開かれた。勝利が得られない中、これは勝利を印象付け、目も眩むような達成感を植え付ける試みだった。ロシア国民に19か月間の痛みは無駄ではなかったと信じ込ませるため。ロシア政府は国民に「国はより大きくより強くなった」と語っている。しかし、実際はウクライナ侵攻はロシアにとって大失敗となっている。最近はウクライナのミサイル攻撃がロシアが占領したクリミアにあるロシアの黒海艦隊の司令部を直撃した。これはロシアが戦略的に重要な拠点を守るのにどれほど苦戦しているかを示している。しかし、計画に変更はない。ウクライナへロシアは戦い続けている。軍は追加で30万人の志願兵を採用したとしている。プーチン大統領は戦争を押し進め西側との対立を深めている。プーチン大統領は勝利を納めるためどこまでやる覚悟なのか。国際問題専門家は「最後まで。その最後がどうなっても。彼は諦めず動揺せず根負けせず譲歩しないだろう。彼は西側が最初に根負けするのを待っている」と話す。ロシア政府の指導者は時間はロシアの味方だと考えているようだ。