自民党の政治刷新本部が初会合を開いた。菅前総理大臣や小泉元環境大臣は派閥の解消を主張した。中曽根康隆議員は先月、岸田首相から「若い世代、地方の率直な声を集めてほしい」と指示を受けた。中曽根議員は「若手が声を上げて自浄作用を機能させろとという声が支援者から多かった。一つ我々に与えられた使命かなと思う」と話す。政治刷新本部の本部長は岸田首相。麻生副総裁と菅前首相が最高顧問を務め、茂木幹事長、小渕選対委員長、小泉元環境相らが参加している。安倍派からは最多10人の議員が参加し、合計約40人で政治資金の透明化などを議論する。焦点は派閥のあり方。「政策議論の場としての役割もある」との意見の一方、菅前首相、小泉元環境相は派閥の解消を主張した。中間とりまとめは今月26日までに行う見通し。