自民党の茂木幹事長は訪問中のタイで記者団の取材に応じ、自民党の総裁選について「自分が難局を乗り切るのにふさわしい人物なのかが大きな判断基準だ」と述べた。自民党の茂木幹事長は「今の仕事がどうであるとか、例えばこれだと明智光秀になるんじゃないかとか、色々なご意見があるかもしれませんけれど、この難局を乗り切るのにはどうしたら良いのか、また自分はそれにふさわしい人物なのか、これは大きな判断基準だ」と述べた。また、茂木幹事長は「日本はこれまでにない、最も困難な内外の課題に直面をしている。リーダーが担う責務は極めて重く厳しいものがある」と指摘した上で、リーダーに求められる資質は「チームを束ね、改革を大胆に実行していく実行力だ」と述べた。その上で自らの出馬については、これまで通り9月上旬までに判断する考えを示した。また、岸田総理大臣を支える閣僚や自民党幹部が総裁選に出る場合、職を辞めるべきかどうかについては「誰も出馬の意向を表明していない段階でコメントは控えたい」と述べるにとどめた。一方、「多くの候補者が自らの政策を掲げ、活発な議論が展開されることを期待している」として、「総裁選では、できるだけ討論の機会を増やしていくべきだ」と強調した。