告示まで9日となる自民党総裁選は今週、出馬表明ラッシュとなる。今日午後、林官房長官が出馬会見を開く。2回目の挑戦となる林長官。岸田政権の外交や経済を継承しつつ林カラーも出していきたいとした。林官房長官は「「人に優しい政治」ということを打ち出していきたいと思います」とした。林長官の強みは官房長官に加えて外相、農水相などをつとめた豊富な閣僚経験。陣営幹部は「総合力が高い」と話す。林長官を取り巻く環境は厳しい。ベテラン議員は「岸田首相が退陣したのに官房長官が出馬するのは理解できない。一蓮托生で本来なら1回休みだ」としている。同じ岸田派からは上川大臣も出馬に意欲を示す。林官房長官は議員票獲得に向けて支持を広げられていないのも不安要素。知名度の低さから党員票をどこまで獲得できるかが課題。4日には茂木幹事長、6日に小泉元環境相が出馬を表明する予定。9日に高市経済安保相、来週には加藤元官房長官が出馬を表明する予定。総裁選には少なくとも8人が出馬する予定。