林官房長官はきのう、自民党総裁選挙に向け会見を開き、「国民の共感を得られる政治を取り戻す」と立候補を表明した。林官房長官は「組織の長として責任を取るという岸田総理の姿を目に焼きつけ、その覚悟を心深く刻んで、全力で自民党の信頼回復に努めるとともに、国民の共感を得られる政治を取り戻してまいりたい」「人にやさしい政治」をスローガンに掲げて「未来に向けて安心できる政治を行いたい」と述べた。林長官はまた、裏金事件を踏まえて政党交付金の配分を見直し、国会議員のパーティー券収入への依存度を減少させると述べた。また、次の選挙で裏金事件で不記載があった議員を公認するかについては「すでに処分は行われた」と述べ、基本的に公認する考えを示した。そして、岸田政権の経済政策について一定の評価を示した上で「何を引き、足すかは考えないといけない」と強調した。自民党総裁選では今週出馬表明が相次ぐ予定で、きょうは茂木幹事長が、6日は小泉元環境相が記者会見を行う。さらに9日には高市経済安保相が、そして、加藤元官房長官も来週出馬表明を行う考えで、少なくとも8人が立候補する見通し。