神奈川・茅ヶ崎に住む飯島正明さんと妻の敦子さんはことし7月30日の朝、自宅で津波警報の発令を聞き不安に駆られたという。当時茅ヶ崎市沿岸部では3mの津波が予想され、国道134号から海側の地域に避難指示が出された。飯島さんの自宅は国道よりも内陸側だったが、安全を考慮して小学校に避難したそう。当時避難指示の対象エリアに住む人は70人ほどだったが、実際に避難所に行った人は2500人ほどに上ったという。予期せぬ人数を受け、市は急きょ避難所を13か所から44か所に拡大するなど対応に追われた。こうした中、ことし8月にハザードマップが完成。大津波警報時の避難行動の目安がわかりやすく示されている。市は今後新たなハザードマップを使った避難訓練を行い、さらに浸透を図りたいなどとしている。
