茨城県にある金砂郷食品は従業員約50人の中小企業ながらひと月500万食の納豆を生産している。全国で300万社を超える中小企業の3分の1が高齢化と後継者不足に直面している。金砂郷食品の永田社長も後継者を見つけられずM&Aを決断した。大手仲介会社が勧めてきたのがルシアンホールディングスという投資会社だった。約30社を傘下にもつ多角的な経営をしている会社だと説明された。ルシアン社側は経営に関心を持たず、まず指示したのが金砂郷食品の預金約3500万円をルシアン側に送金させることだった。毎月の売上の一部もルシアン社に送金していたとみられ、連絡が途絶え姿を消したとのこと。結局、長田社長は株式を買い戻し社長に復帰。地銀、取引先の支援で再建した。
ルシアン社は2年間で37社を買収。高くの預金がある企業を狙っていた。茨城県内にあるルシアン社の事務所を紹介した。
ルシアン社は2年間で37社を買収。高くの預金がある企業を狙っていた。茨城県内にあるルシアン社の事務所を紹介した。