暑さが続く一方で一部の地域で懸念されているのが水不足。梅雨が平年より短かったため関東北部では雨の量が少なく栃木県と茨城県を流れる鬼怒川では6年ぶりとなる取水制限が行われている。こうした中、栃木県はきょう渇水対策本部を設置し節水を呼びかけた。関東甲信のことしの梅雨の期間は平年より3分の2ほどと短くなっていて関東北部の一部では平年より雨量が少なく宇都宮市は132ミリ、前橋市は137ミリなどとなっている。鬼怒川の上流にある4つのダムを合わせた貯水率はきょう現在、60%となっていて今月19日から鬼怒川では6年ぶりとなる10%の取水制限を行っている。こうした中、栃木県はきょう渇水対策本部を設置し今後の対応を協議。生活用水などに直ちに影響は出ないものの状況によっては取水制限の割合が引き上げられる可能性もあり家庭の水道の水圧が減り水の量が減るおそれもあるということだ。ほかのダムの状況。首都圏に水を供給している利根川水系の関東北部にある9つのダムの貯水率は93%を超えている。また荒川水系の4つのダムでは99%、相模川水系の3つのダムは96%などと貯水率はいずれも平均値を上回っている。