たまげなすの産地は山口県萩市。3軒の農家が萩たまげなすを作っている。丈の小ささがたまげなすの大きさの秘密。実は、この時期のたまげなす1か月以上水を全く与えない。こうすることで成長が抑えられその一方で、根っこは水を求めてしっかりと伸びるそう。育てるのは茎ではなく実で花のあとに実がなり始めたらそれが水やりの合図。乾いた土の中でたくましく伸びた根は水をぐんぐん吸収。大きく、色、つやもよいみずみずしい実に育つ。そして枝も、花も、葉も取って取ってすべての養分を実へ。この作業が欠かせない。通常のなすだと、1株当たり60本から70本になるところがたまげなすは、僅か5〜6本。大切な実が落ちないようひもで支えて収穫のときを待つ。たまげなすの家庭料理としてなすそうめんを紹介した。