『「貴様」が失礼な言葉なのは敬語は時間がたつと敬意がすり減っていくから』。解説してくれるのは飯間浩明さん。本来は現代と反対の意味で目上に対して使う尊敬語だった。最初に使われたのは1600年頃で手紙の中で相手への敬意を表す言葉として使用されていた。しかし江戸時代後期になると意味が変わっていき、落語が書かれた本には年下に対して「貴様」が使用されていた。当時の「貴様」は庶民も使う言葉になっており、例えば住職が若い人に教えを説く時に使用し、それを聞いて目下または同等の人にも丁寧な意味で使うようになった。すると、目下の人が目上の「貴様」と使用するとそれは「目下」に使われる言葉と指摘され、目上には使いにくいようになり、そこから徐々に敬意が薄れていった。
敬語は長い間使われると敬意が薄れ勝ちが下がることがありこれを「敬意漸減の法則」と呼ぶ。例えば「おまえ」は「大前」が語源で天皇などの前にある空間のことで直接呼ぶのは恐れ多いことから「大前」と呼んでいた。それが庶民が使うようになり失礼な言葉に変化した。他にも「御苦労様」もその一つで本来は敬意を含む文字が入っているが部下から上司に使うと失礼と思われることある。これは若者になじみがなく、若者は年上が年下に使う言葉と解釈した結果敬意がすり減ったと考えられる。
VTRを振り返りトーク。チコちゃんがキレイだなと思う敬語を聞かれ「ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ」と答えた。
敬語は長い間使われると敬意が薄れ勝ちが下がることがありこれを「敬意漸減の法則」と呼ぶ。例えば「おまえ」は「大前」が語源で天皇などの前にある空間のことで直接呼ぶのは恐れ多いことから「大前」と呼んでいた。それが庶民が使うようになり失礼な言葉に変化した。他にも「御苦労様」もその一つで本来は敬意を含む文字が入っているが部下から上司に使うと失礼と思われることある。これは若者になじみがなく、若者は年上が年下に使う言葉と解釈した結果敬意がすり減ったと考えられる。
VTRを振り返りトーク。チコちゃんがキレイだなと思う敬語を聞かれ「ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ」と答えた。