- 出演者
- 塚原愛 岡村隆史 飯尾和樹(ずん) 森泉
「チコちゃん」らが挨拶し今回のメンバーである森泉と飯尾和樹を紹介した。
チコちゃんから「なんで船には名前がついているの?」と出題。正解は「名前がないと安全祈願ができないから」。
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「船には名前がついているのは名前がないと安全祈願ができないから」、説明してくれるのは立命館大学の大形徹教授。国土交通省の省令で決められているもので日本の両海外に出るすべての船は船のパスポートを発行するため名前の記載が必要。ちなみに領海内なら船名はなくても良い。また、日本は船に名前をつけるのは習慣づいており、日本最古の船の名前は古墳時代の「枯野」と名付けられた。つけた理由として大自然に対する恐れからで、海の安全祈願する際、名前がないと神様がどの船のことなのかと迷ってしまうという。海南神社の米田さんも神様に祈願するためわかりやすい情報が必要であるなど話した。
日本の船にはフェリーや漁船にかかわらず「丸」とつく船が多い。漁師の方に名前の由来を聞くと「松輪漁港」の松と父と自分の名前に使われている「雄」を使った「松雄丸」や「佐助稲荷神社の家系」ということから「佐助丸」と名付けられたなどの声があった。一方で「丸」の由来は分からなかった。大形教授は発祥については諸説あるが坂上田村麻呂などの「麻呂」が「丸」にかわり、人以外の大切なものにも使用された相性説や城の「本丸」などの丸をつけたなどがある。その中で大形教授が推している説が「汚い」を意味する「丸」説で動詞の「まる」は排泄するで「おまる」の由来とされ、汚れたものには悪霊も近づかないと考えられた。源義経の幼名である牛若丸のように幼名に丸が使用されていたのも悪霊を寄せ付けないためだったという考えもある。
VTRを振り返りトーク。チコちゃんは船に名前をつけるならと聞かれ「歌丸」と答えた。そして船について森泉は船酔いしてしまうタイプで岡村と沖縄ロケ行った際にはずっと気持ち悪かったと明かした。
オープニング映像。
「ベルトを締めるようになったのは暗殺事件を防ぐため」。解説してくれるのは辻元よしふみさん。原形は古代ローマ時代に普及したベルト。当時は細い布ヒモで腰を締め服装を整えていた。古代ローマのファッションはペルシャなど中東から伝わることが多く、ポケット有りだと武器を隠すなどから暗殺される可能性が高くなるため規制されていた。一方でお守りなどを常に持っていたローマ人はポケットに憧れがあった。そこで小物入れ「サクス」を腰のベルトに下げるようになった。ヒモではたるんでしまうため太いベルトにすることで安定感がうまれ、これが原形となった。
しかし、17世紀後のヨーロッパでは銃の普及によりポケットが普及しベルトをしなくなり、さらにピチピチのズボンをはくようになった。そして19世紀半ばのアメリカでは「ハンバーグ師匠」のようにズボンをサスペンダーで固定し上着を着るスタイルが多かったが高温地帯のため上着を着ないスタイルが流行る。当時のサスペンダーは下着と同じ感覚で丸見えなのが恥ずかしいと思い代わりに使用されたのが軍隊用のベルトでそれが世界中に普及した。
VTRを振り返りトーク。チコちゃんがしめたいものを聞かれると「サバ」または「コハダ」と答えた。ここで補足として17世紀のヨーロッパではポケット付きの服はきらびやかな装飾をして見せびらかす目的もあり、現代のスーツのポケットは飾りとしてつけていた名残。ちなみに古いアメリカのファッションが好きなハンバーグ師匠は辻元さんと話が盛り上がり本当にすごい先生と実感したという情報が伝えられた。
飯尾和樹さんは雑誌を捨てられないと相談。家にも大量にある状態で妻から10日のうちの3冊に絞れといわれている。岡村は大事な記事は切り抜いて保管すると提案すると家にファイルがたくさんあると話解決した。
超ムズカシイ「早口ことば」大募集!と告知。
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『「貴様」が失礼な言葉なのは敬語は時間がたつと敬意がすり減っていくから』。解説してくれるのは飯間浩明さん。本来は現代と反対の意味で目上に対して使う尊敬語だった。最初に使われたのは1600年頃で手紙の中で相手への敬意を表す言葉として使用されていた。しかし江戸時代後期になると意味が変わっていき、落語が書かれた本には年下に対して「貴様」が使用されていた。当時の「貴様」は庶民も使う言葉になっており、例えば住職が若い人に教えを説く時に使用し、それを聞いて目下または同等の人にも丁寧な意味で使うようになった。すると、目下の人が目上の「貴様」と使用するとそれは「目下」に使われる言葉と指摘され、目上には使いにくいようになり、そこから徐々に敬意が薄れていった。
敬語は長い間使われると敬意が薄れ勝ちが下がることがありこれを「敬意漸減の法則」と呼ぶ。例えば「おまえ」は「大前」が語源で天皇などの前にある空間のことで直接呼ぶのは恐れ多いことから「大前」と呼んでいた。それが庶民が使うようになり失礼な言葉に変化した。他にも「御苦労様」もその一つで本来は敬意を含む文字が入っているが部下から上司に使うと失礼と思われることある。これは若者になじみがなく、若者は年上が年下に使う言葉と解釈した結果敬意がすり減ったと考えられる。
VTRを振り返りトーク。チコちゃんがキレイだなと思う敬語を聞かれ「ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ」と答えた。
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- 末成映薫
群馬県まるちゃんさん製作のキョエちゃんの衣装を紹介。そして難しい漢字歌を披露した。そして本多茜5さい(+2さい)からのおたよりとして「なぜひとにおこっていることをじぶんでもやるのでしょうか」と質問した。
チコちゃんに叱られるの番組宣伝。
エンディング。