高騰していたキャベツの現在の値段はどうなっているのか、きのう都内のスーパーを取材するとあるスーパーでは1玉246円で販売。最も高かった去年12月は約600円で販売していたため6割ほど安くなっていた。今年1月、1玉1,000円以上で販売されていたこともあったキャベツ。キャベツの小売価格は今年に入ると1キロ553円と大きく値上がり。しかしその後300円台まで値段が落ち着き始めている。さらに先月から値上げに踏み切ったカット野菜にも変化が。創業以来税抜き100円を守ってきた「千切りキャベツ」はキャベツの高騰でプラス20円、人件費・コストの増加でプラス10円の130円となった。しかしキャベツの値段が落ち着くとみられることから来月にも上乗せを解消し110円で販売する見込みだという。出荷量が増えたことで値段が安定してきたというキャベツ。やすさにつながった安定出荷の理由を尋ねにキャベツ農家を訪れた。年間25万株ほどのキャベツを育てている農園ではきょうから収穫が始まる予定で、生育は順調だという。寒波や乾燥により生育が悪い時期が続いていたそうだが、暖かさと雨により生育が良くなり収穫量も増加。主要産地の愛知県・千葉県などでも出荷量が増加し、値下がりにつながっているという。農林水産省によると、今月はやや平年を上回るが徐々に価格は落ち着いてきているという。