来月食品が値上がりする。中東情勢の影響によるトレーやフィルムなどの値上がりが背景にある。富山県にある養鶏業者は、6月から一分商品を5%ほど値上げする。卵を詰めるプラスチック製パックの仕入先ががイラン情勢の影響で価格を1.5倍に引き上げるためで、養鶏業者では価格に転嫁せざるを得ないとしている。また、葛飾区にあるアイスクリームの会社では、紙製の容器が値上げしたことから、全商品の価格を平均13%程度値上げする。民間の調査会社のまとめでは来月の値上げ食品は1078品目。中東情勢の悪化で先月日本に輸入された原油は去年同月比65%減、ナフサの輸入量も43%減った。ニッセイ基礎研究所の久我上席研究員は「幅広くコストがかかってくるため、食品価格の上昇という基調はしばらく変わらないと思う」などと指摘した。値上げは今後も続き、7月の値上げ商品は2269品目で6月を大きく上回る予定。プリマハムは、ハムやソーセージなどの納品価格を約5%~35%値上げするという。専門家は「必要な時に必要な量を適切に買うのが何より家計の防衛策だと思う」と話した。
