池上彰が渦中の台湾にやってきた。台湾有事は既に始まっているという声もある。今年4月に中国人民解放軍が公開した映像、戦闘機や爆撃機などが狙うのは台湾。挑発的で爆撃のCG映像まである。台湾のドラマ「零日攻撃」は台湾有事の直前を描いた作品。池上はネットによる分断を防いでいる場所「台湾ファクトチェックセンター」を訪れた。2018年にメディアやジャーナリストなどによって作られたと非営利団体でSNSなどの情報の真偽を分析している。グレーゾーン作戦で台湾の人々の考え方や判断に影響を及ぼしているから台湾有事は既に始まっていると言えるという。グレーゾーン作戦とは武力以外の攻撃で社会を分断し敵を弱体化させること。台湾で2020年に施行された反浸透法は事実上中国による政治介入や社会への影響を及ぼす工作を防ぐための制定された。去年、中国が関係したとされるスパイ工作で起訴されたのは64人、うち43人が軍関係者だった。台湾軍の元幹部も起訴され、懲役7年6カ月の判決を受けた。池上は中正記念堂にやってきた。ここは軍の幹部だった人物が集会を開いた場所。集会の目的は台湾軍政府を作ること、中国が台湾に軍事侵攻した際に台湾で協力する武力組織。高安国元中将は台湾で臨時政府を成立させ中国と統一を果たすことを画策していた。中国から約1600万円の資金提供を受けていたとみられる。今、中国は独立を訴える台湾の12人を制裁対象としていて逮捕もできるとしている。そのうちの一人・沈伯洋氏を取材。沈氏はネット攻撃は実際の戦争と変わらない、中国はグレーゾーン作戦が得意、相手には平和だと思わせて実際には戦争行為を行っていると話した。
中国からの圧力が強まる中で台湾では、どう安全を守りべきなのかという点で民間の防衛意識が高まってる。台湾では公共施設や6階以上の建物などには防空避難設備の設置が義務つけられている。年に一度大規模な防空避難訓練が実施されている。2021年に設立された黒熊学院。創設者の一人は沈伯洋氏。軍攻撃などから命を守る教育を行う戦闘の現場を想定したリアルな訓練を行っている。この日は救護活動についての講義が行われていた。受講生は延べ10万人と盛況。台湾総統府で国家安全諮問委員の黄重諺氏にインタビュー。大統領府報道官や蔡英文総統室長など要職を歴任し、現在も頼清徳総統を支えている。所属している国家安全会議の仕事は認知戦対策、政治全体の戦略的な意思疎通をはかること。認知戦とは世論や政策決定者などの対し影響を与えることで行動をコントロールする戦略。認知戦は主に中国からのものに対応している、台湾を内部から分裂させたり、友好国との間に相互不信をもたらそうとする動きに対応しているという。毎日、中国からの偽情報を1日1万個以上確認しているという。台湾有事は既に始まっているか?との質問に、社会を分断させほしいものをほしいままに要求する意味では台湾だけでなく世界中で有事は既に始まっていると思っていると話した。
中国からの圧力が強まる中で台湾では、どう安全を守りべきなのかという点で民間の防衛意識が高まってる。台湾では公共施設や6階以上の建物などには防空避難設備の設置が義務つけられている。年に一度大規模な防空避難訓練が実施されている。2021年に設立された黒熊学院。創設者の一人は沈伯洋氏。軍攻撃などから命を守る教育を行う戦闘の現場を想定したリアルな訓練を行っている。この日は救護活動についての講義が行われていた。受講生は延べ10万人と盛況。台湾総統府で国家安全諮問委員の黄重諺氏にインタビュー。大統領府報道官や蔡英文総統室長など要職を歴任し、現在も頼清徳総統を支えている。所属している国家安全会議の仕事は認知戦対策、政治全体の戦略的な意思疎通をはかること。認知戦とは世論や政策決定者などの対し影響を与えることで行動をコントロールする戦略。認知戦は主に中国からのものに対応している、台湾を内部から分裂させたり、友好国との間に相互不信をもたらそうとする動きに対応しているという。毎日、中国からの偽情報を1日1万個以上確認しているという。台湾有事は既に始まっているか?との質問に、社会を分断させほしいものをほしいままに要求する意味では台湾だけでなく世界中で有事は既に始まっていると思っていると話した。
