福島県・いわき市の薄磯地区の広場に人が集まっている。開かれていたのはスケボー教室で、子どもたちがスケボーに乗っていた。指導しているのは、平澤太一さん(17)。教室にはボランティアとして参加。平澤太一さんは薄磯地区を盛り上げようと活動している。平澤太一さんは「薄磯の地で祖父がかまぼこ工場を経営していて、その祖父が東日本大震災で亡くなって」と語る。東日本大震災で薄磯地区の死者は111人で、祖父の志賀達二郎さんも犠牲になった。平澤太一さんは、薄磯がこんなにキレイになっているけど、能登の人たちはまだまだ先も見えないし不安な気持ちがずっと続いていると思う、と語っていた。