台風10号から離れた場所で避難指示などが出ている理由を解説。台風の東側にある東日本・西日本の太平洋側には南から湿った風が吹き危険な雨雲が急に発生する。秋雨前線の活動も活発化していて、昨夜岩手県に線状降水帯が発生した。日本にとどまるおそれがある台風10号は、台風の特別警報のおそれがあると気象庁が発表。鹿児島県に初めて特別警報が発表されたのは2022年の台風14号。今回の台風10号はこれと同じ勢力で、ほぼ同じコースをたどってくる。おととし9月、宮崎県では大規模な冠水や土砂崩れが発生。福岡・北九州市ではビルの屋上の看板が折れ曲がった。九州、四国などで500ミリを超える大雨が降り、鹿児島・屋久島では観測史上1位となる最大瞬間風速50.9mを観測。神奈川・藤沢市では、道路が滝のようになっていたり、道路が冠水したりする被害があった。全国の死者は5人、重軽傷154人、住宅被害は2392棟と甚大な被害が出た。台風10号の影響で空の便や鉄道などにも影響が出ているため早めの対策が必要。