神奈川県藤沢市のコインパーキングにはスプレーで落書きされた車がいたるところに停まり異様な雰囲気に包まれている。ナンバープレートが無いなど、何者かが放置したとみられる車が大量に停まっており、廃車同然となっている車も。この駐車場には64台が駐車可能だがその内放置車両が17台を占めている。駅が近く料金が安価なことから日中には満車になることもあるという。放置車両は約300m離れた駐車場にも。近隣住民からは治安の悪化を危惧する声も上がっている。地元の自治会長によると数年前から徐々に増えてきたという放置車両、駐車場が木に覆われ人目につかない場所にあることから廃車置き場になってしまった可能性があるという。自治会は先月下旬、藤沢市に環境美化を求めて陳情書を提出した。橋下綜合法律事務所の去来川祥弁護士は、勝手に破棄してしまうと器物損壊や民事の賠償責任が生じたりとなかなか難しい問題、所有者の特定ができるか分からない車も混じっていたので勝手に退けるのはリスクがあると話した。藤沢市は番組の取材に、放置車両の相談があった場合は土地または施設管理者から警察に相談していただくよう案内していますとしている。