災害救助犬とトレーナーの村瀬涼子さんは国際救助犬連盟の厳しい認定基準をクリアしたトレーナー。育てた犬とともに能登半島地震などさまざまな災害現場に出動してきた。村瀬さんは神奈川県藤沢市のドッグトレーニングセンターで40匹の犬とともに生活し、災害救助犬をはじめ警察犬などさまざまな探知犬を育ててきた。最も力を入れているのが災害救助犬の育成。災害救助犬を育てて13年目となる村瀬さんが大切にしているのは犬にとって楽しい訓練にすることだそう。村瀬さんが所属する団体では定期的に消防や警察と合同訓練を行い、さまざまな環境で活躍できる災害救助犬を育ててきた。去年1月の能登半島地震では村瀬さんたちの捜索隊は2人の行方不明者を発見した。後進のトレーナーの育成にも積極的に取り組んでいる村瀬さん。高いレベルを目指して災害救助犬の国際大会にも出場しており、今後も日本の災害救助犬のレベルを高めていきたいと考えているという。