国会で年金改革法案がきのう審議入りした。立憲民主党の井坂厚労委筆頭理事は「この法案は将来の問題から逃げる無責任法案である」などと指摘した。石破首相は「将来の受給者の給付も充実させつつ、現在の受給者の年金の増額措置を盛り込んだ極めて重要なものであり、決して現役世代や若者を見捨てるような法案と評価されるものではない」と述べた。年金改革法案をめぐっては、厚生年金の積立金を活用して「基礎年金の底上げ」を行うというないようが削除されていて、野党は「あんこが抜かれたあんパンだ」と批判している。法案の審議入りを受け、立憲民主党は「基礎年金の底上げ」などを盛り込んだ修正案の骨子を自民党に示した。法案は今後、月内に与野党が修正合意できるかが焦点となる。山里亮太は「もっと具体的に政治が分かりやすく説明してもらいたい」、菅原薫は「当初の案では厚生年金の積立金を塚って基礎年金の底上げすることによって、厚生年金者の受給額がこの先10年ぐらい下がってしまう案だったので削除した経緯がある。野党が提出している法案では受給額が下がってしまう人たちに対する緩和措置が盛り込まれている」などとコメントした。