通常国会が閉会したことを受けて岸田首相が記者会見を行った。岸田首相は「再発防止の徹底と政治資金の透明性拡大、他方で民主主義のインフラである政治資金の適切な確保という二つのバランスをとる難しい作業だった。各党各会派の真摯な議論に心から感謝する」などと発言。検討課題の政策活動費の透明性強化や第三者機関の設立などについて「早急に内容具体化の協議を進めていく」と強調。また、年金世帯や中小企業への二段構えの経済対策を行う考えを示した。経済対策第一弾として「地方経済や低所得世帯に即効性のある支援として8月から3カ月間、電気ガス料金の補助などを行う」、経済対策第二弾として「年金世帯や低所得者世帯を対象に追加の給付金の支援を検討」としている。自民党総裁選や解散総選挙について「先送りできない課題に専念し結果を出すこと以外は考えていない」と従来の姿勢を示した。