公的な選挙でネット投票の導入を目指すつくば市では、投稿してもらった景色の中で1位を決める模擬投票をきょう行った。アプリを使って投票ができ、マイナンバーのデータを読む機能でなすりましや二重投票をはじく仕組み。来月1日からは市長の退職金の金額を決める投票をネットで行う。東北大学の河村准教授は安全安心が担保できるのかが課題の1つ、誰に投票するか見せ合いながら投票するのは選挙の基本とずれており不正が入り込む可能性が高いと指摘した。海外に住む人や投票所に行くのが難しい人について、先行して検討することも1つの方法とした。日本テレビが行った衆院選の候補者アンケートでネット投票について聞いたところ、自民党はやや賛成が最も多く39%、次いでどちらともいえないが26%だった。公明党はやや賛成と答えた候補者が多くなっている。立憲民主党は賛成、やや賛成を合わせると80%ほど。日本維新の会は70%以上が賛成。共産党は主要9党で唯一やや反対が半数以上と反対寄りの回答となっている。国民民主党は賛成が70%近く。れいわ新選組は89%がどちらともいえないと答えている。社民党と参政党はやや賛成が一番多く、次いでどちらともいえないと回答している。