コメの生産量はこの30年で減少しているが、パックご飯の生産量は、この30年で約7.3倍に増えている。コロナ禍で、自治体からの配食サービスに、パックご飯が入っていて、食べてみると意外とおいしいことを知り、食べるようになった人も多いとみられる。ブランド米のパックご飯も登場している。秋田県の「サキホコレ」は、2022年にデビューした新しいブランドで、初めて食べる人が多く、キロ単位のコメは手が出しにくいが、パックご飯は、1膳分でお試しにぴったりだという。パックご飯を使ったレシピもある。あたためたパックご飯に、魚肉ソーセージと牛乳を入れ、ケチャップとチーズをかけて、ラップをして1分半加熱したら、簡単ドリアの完成だ。パックご飯をあたためずに、卵と混ぜ、フライパンで好きな具と炒めれば、チャーハンの完成だ。南波は、パックご飯は、あたためる前は、米粒同士がくっつきにくく、それを卵でコーディングすることで、パラパラになりやすいなどと話した。