西岡隆成が普段トレーニングをしている練習場。入念なストレッチを開始すると、トランポリンは嫌いと発言。トランポリンのルールは演技は跳躍10本、すべて異なる技を行う。時間はわずか20秒ほどで一発勝負の競技。西岡のこれまでのトランポリン人生は山あり谷あり。きっかけは母親と行った体操教室。中学2年で全日本ジュニア初優勝、高校2年で全日本チャンピオン。2021年に世界トランポリンに初出場し、高難度の3回宙返りを7本決め、難度点で世界最高を叩き出した。それでも技の難度をさらに上げるためにストイックに自らを追い込んだ。翌年の世界トランポリンでは演技を行わずに終了。この数ヶ月前に左ひざを負傷していた。競技人生はじめての大けがだった。3カ月ほどトランポリンから離れて自分の体を見直す期間になったという。去年の世界トランポリンでは筋力強化によりこれまで以上に跳躍に高さが出た。それは滞空時間の長さに繋がり得点が伸び銅メダルを獲得した。パリオリンピックに向けては、その場を楽しんでいければ結果はついてくると思うと話す。