- 出演者
- 南原清隆 中西哲生
15歳の時に来日し、西武に8年活躍した呉念庭はWBCに台湾代表として出場。台湾で野球に打ち込みたいと、シーズン終了後、西武を退団した。
オープニング映像。
WBCで侍ジャパンを優勝に導いた栗山英樹監督に「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」が贈られた。野球界では様々なことがあり、阪神タイガースは38年ぶりに日本一に輝き、大谷翔平はメジャー史上最高額でドジャースに移籍した。そして、栗山氏は北海道日本ハムファイターズの新たな役職に就任した。
南原清隆、中西哲生は「GET SPORTS」で共演していた栗山英樹氏にインタビュー。中西、栗山氏は最初にボールに触れたのは野球だったが、今の子どもはボール1個で交流できるサッカーを最初に触れると話し、栗山氏は「野球は置いていかれる」と危機感を抱いていた。そんな時に大谷翔平が約2万の小学校にグラブを贈り、栗山氏は自らもやりたかったという。
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栗山氏は日本ハムファイターズのCBOに就任。まずは、スカウトのシステム、二軍の組織体制などを細かく調べたいという。また、栗山氏は12年から21年まで監督を務め、1年目でリーグ優勝、16年には日本シリーズで優勝。だが、翌年から成績は低迷し、栗山氏は「責任の一端は僕にある」と語った。
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南原清隆から見て、「日本ハムはかつてスカウト、選手の育成で球界No.1だった」と話す。栗山氏は一軍の試合に出場させながら選手を育成すればいいと考えていたが、技術を支える筋力、体力がないのに一軍で起用したのは反省点だったと回想。今は「育成枠」、「一軍に近い」とに分けるなどし、日本一の二軍を作っていきたいという。
WBCのメンバーに着目すると、ドラフト4位以下で入団した選手が目立つ。南原清隆は三軍制を導入したソフトバンクにインタビューした事があり、「二軍では一軍の選手が調整し、再び昇格するので、二軍の選手からすれば出場機会が限られる。三軍制により、試合数を多くこなす」などと言われたという。発足直後の3軍には千賀滉大、牧原大成、甲斐拓也らの姿があった。
大学サッカーを経験し、Jリーグに入団した選手に三笘薫、伊東純也らがいて、中西哲生は「監督、親御さんらのアドバイスもあるだろうが、今の若い選手は自分で考えている」と話す。
栗山英樹氏はデータも活用しつつ、メンタル、フィジカルが強い選手を育て上げたいといい、福良淳一GMも「強く振れる、メンタル、体が強いでもいい。強い選手を獲ってきてくれ」とスカウティングに言っているという。栗山氏はメンタルよりも強靭な体が先だと考え、「大谷翔平の凄さもあれだけの試合数をこなせる体の強さ」と語った。
WBCでの優勝に貢献した栗山英樹監督。今年からは日ハムCBOに。日本サッカー協会が定めるライセンス制度では、座学や指導実践、解剖学や救護など幅広く学ぶ必要が。これを踏まえて「野球界にも必要」とし、「人に提案する前に確認したい」「自分のことを教えるのではなく、その選手に合わせた技術を提案すべき」など意見。一軍・二軍で垣根がないオリックスの姿勢など高評価。
栗山英樹に野球界の未来を聞く。「新しいものは生まれてこない」「これ以上突飛なことをやろうとは思っていない」とし、「選手が求めているものとファンが求めているものは受けなきゃいけない」「”見たい選手”を作りたい」「もっと発想を広げたい」などコメント。
WBCにも出場した巨人の大勢。オフでもトレーニングは早朝から行うのが日課。去年を「厄年」など振り返る。
巨人の大勢はプロ1年目から新人王獲得など活躍。WBC代表メンバーにも2年目ながら選出。本番前の強化試合から活躍し、本戦でも優勝に貢献。その2日後からチームに合流。開幕から6試合連続無失点と活躍も、自身初の2試合連続セーブ失敗など不調も目立つように。次第に体にも不調が。7月にはプロ入り後初めて二軍降格。一軍復帰後も成績は振るわず。復活のため、オフには新たな取り組みが。
2022年セ・リーグ新人王の大巨・大勢。昨シーズンは肘のケガで散々な結果となってしまった。大勢はこのオフで新たな取り組みに着手していた。目指していたのは疲労しない体づくり。そのために意識していたのは体の連動性。全身を連動させれば無駄な力を使わない投球ができる。疲労はたまらず、ケガの予防になるという。トレーニングで意識していたのは腸腰筋という筋肉。腸腰筋は上半身と下半身をつなぐ筋肉の総称。腸腰筋を使いこなすことができれば、下半身の力が上半身に効率よく伝わる。鍛えた腸腰筋を投球動作に活かす動作を染み込ませている。さらに、大勢はヒールアップ投法を取り戻したいと考えている。肘を痛めていた6月のソフトバンク戦の投球フォームは疲れが原因でヒールアップ投法をやめていた。肉体は追い込まれていた。疲労しない体づくりはヒールアップをやり通すことにもつながるという。3年目の2024年、優勝をもたらすべく大勢は胴上げ投手になることができたら、今後のプロ野球選手のいいリズムにのっていける、今年が勝負だと話す。
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今月、二十歳の式典にいた西岡隆成はトランポリン日本男子エース。去年の世界トランポリン2023では銅メダルを獲得。パリオリンピックでは日本人初のメダル獲得に期待がかかる。
西岡隆成が普段トレーニングをしている練習場。入念なストレッチを開始すると、トランポリンは嫌いと発言。トランポリンのルールは演技は跳躍10本、すべて異なる技を行う。時間はわずか20秒ほどで一発勝負の競技。西岡のこれまでのトランポリン人生は山あり谷あり。きっかけは母親と行った体操教室。中学2年で全日本ジュニア初優勝、高校2年で全日本チャンピオン。2021年に世界トランポリンに初出場し、高難度の3回宙返りを7本決め、難度点で世界最高を叩き出した。それでも技の難度をさらに上げるためにストイックに自らを追い込んだ。翌年の世界トランポリンでは演技を行わずに終了。この数ヶ月前に左ひざを負傷していた。競技人生はじめての大けがだった。3カ月ほどトランポリンから離れて自分の体を見直す期間になったという。去年の世界トランポリンでは筋力強化によりこれまで以上に跳躍に高さが出た。それは滞空時間の長さに繋がり得点が伸び銅メダルを獲得した。パリオリンピックに向けては、その場を楽しんでいければ結果はついてくると思うと話す。
広島・新井貴浩監督は昨季、監督に就任。「最後の最後まで諦めずに戦うチームにしたい」と語る。セ・リーグ2位となり5年ぶりAクラスに導くもCSファイナル敗退となった。ソフトバンク・和田毅投手はプロ生活21年、今も第一線で活躍している。昨季、パ・リーグ初の40代での通算20勝を達成した。そんな和田投手に刺激を受けるのはヤクルト・石川雅規投手。通算185勝の現役最年長左腕。しかし昨季、わずか2勝と自己最低。石川投手は1試合でも多くの闘志を燃やす。
「GET SPORTS」の次回予告。