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柔道男子60キロ級の永山竜樹にとって東京五輪金メダルの高藤直寿は越えなければならない大きな壁。3日に行われたグランドスラム東京では決勝で対戦。永山が一本勝ちで勝利してパリ五輪代表に内定した。高藤先輩がいたから成長できたと語った。
オープニング映像。
かつて日本代表選手たちも出場した高校バスケットボールの最高峰「SoftBankウインターカップ2023」の組み合わせ抽選が行われ、八村塁の母校・仙台大学附属明成と河村勇輝の母校・福岡第一が緒戦で激突することになった。共に屈指の名門である両校の選手たちを取材した。
福岡第一の崎濱秀斗(3年)は176cmと大きくはないが、強靭なフィジカルで中に切り込むシュートが魅力の高校屈指のスコアラー。去年のインターハイ決勝、残り5秒で逆転の3Pシュートを決め、2年生でチームを王者に導き、先輩・河村勇輝も高校生の中でもトップ級のポイントガードと称賛したが、去年のウィンターカップ決勝ではシュートが決まらず5得点に終わり、チームも敗れた。3年生となった崎濱はダブルキャプテンとして100人を超えるバスケ部をまとめ、去年の雪辱に燃えていたが、9月のリーグ戦で左足を骨折してしまった。共にダブルキャプテンを務める山口瑛司に崎濱が送ったメッセージを紹介した。自分が秀斗の分もやるしかないと自覚が芽生えた山口は練習でも試合でもチームを牽引した。崎濱は先輩・河村勇輝に相談のメッセージを送った。河村は睡眠や食生活など当たり前のことをどれだけ自分に課してやれるかが回復につながる。後悔しないための律し方が大切だと伝えた。気持ちを入れ替えた崎濱は想像を超える回復を見せ、今月5日に練習に復帰した。動きは以前よりもキレが増していた。度重なる挫折を乗り越えたエースが去年敗れたウインターカップで日本一を目指す。
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高校バスケ日本一を決める「SoftBankウインターカップ2023」で福岡第一と緒戦で当たるのが八村塁の母校・仙台大学附属明成。6度の優勝を誇る名門。八村と同じ背番号8をつけるのがウィリアムス ショーン莉音(3年)。199cmの高さと長い手足を生かして得点を量産。守備でも豪快なブロックを見せる。優勝6回に導いた佐藤久夫ヘッドコーチは厳しい一面を見せながらも深い愛情で八村などの選手たちを育ててきた。去年のウィンターカップでは優勝候補といわれながら2回戦で敗退した。雪辱を誓う中、佐藤は今年6月に急逝した。7月のインターハイで選手たちは恩師の「久」を背中に刻み、喪章をつけて試合にのぞんだ。準々決勝で敗れた相手はウィンターカップで対戦することになった福岡第一だった。2009年の優勝メンバーである畠山俊樹が新しくヘッドコーチに就任して明成バスケを受け継いだ。「苦しいときこそ明るく」という恩師の言葉を胸に夏のリベンジを誓う。
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日本ツアーで2年連続の賞金女王に輝いたイ・ボミが10月の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で予選落ちとなった。現役生活を締めくくった大会後、数十人の選手たちによるサプライズセレモニーが行われた。
3月、イ・ボミは韓国に帰省し、母のファジャさんと韓国風のり巻きのキンパを作った。トロフィーなどが保管された部屋にはファンからのプレゼントが並べられていた。イ・ボミは18歳の時に韓国でプロデビューし、2010年に賞金女王に輝いた。翌年、日本ツアーに参戦し、12年にツアー初優勝。韓国人選手ということで差別を経験したが、イ・ボミは日韓の関係がよくなることを願い、日本語の習得、ファンとの交流に努めてきた。実績を積み上げていくなか、父のソクジュ氏が56歳で亡くなった。14年のコニカミノルタ杯初日、イ・ボミは初めてホールインワンを決めるも、大会を棄権。喪失感を味わったが、グリーンに復帰し、15年、16年と賞金女王に。ただ、選手として大きな目標を達成したことで次に何を目指せばいいのか分からなくなり、23年3月に現役引退を発表した。
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イ・ボミの紹介。今年10月に引退試合を迎えた。初日に待ち受けたファン1人1人に挨拶を交わしていた。スタートホールはファンで埋め尽くされた。初日は自己ワーストを叩き出すが並んだファン約300人に丁寧にサインをした。2日目会場はイ・ボミのイメージカラーに染まった。2番では今大会初のバーディーを決めるなどした。喜ぶファンにイ・ボミは「あの声が聞きたかった」などと話した。日本ツアー最後のラウンドは今シーズンベストスコアの72であった。プレーが終わりクラブハウスへ戻ると選手と関係者約100人が待っていた。サプライズでの引退セレモニーが行われた。歴代のキャディーたちも勢ぞろいし感謝とねぎらいの言葉をおくった。また応援団からエールを送られた。イ・ボミは「とても幸せですけど寂しいです」などと話した。
パリ五輪まであと7カ月。現在出場権をかけ熾烈な戦いが繰り広げられているのがバドミントン日本女子ダブルス。出場権を獲得できるのは2組、これを3ペアが争っている。その中で国内一番手にいるのが志田千陽選手と松山奈未選手の“シダマツペア”。世界ランク4位の2人はパリ五輪での金メダル獲得を目標として掲げている。そのために重要になるのはペアの「縦の形」だという。シダマツペアのオリンピックへの軌跡を追った。
4月、2人はチームメイトの山口茜選手らとともにつかの間の穏やかな日々を過ごす。常に行動をともにするシダマツペア、この日も松山選手の運転で移動する。2人は高校生の時からペアを組み、今年10年目を迎える。志田選手は松山選手を「戦友」と表現し、同じ目標に向かう人物がいるのは当たり前ではないのだと語り、ありがたい存在だとした。一方松山選手は志田選手を「自分の一部」と表現。志田選手がいなければ自分の今の人生はなかったと話す。スマッシュを得意とする志田選手は後衛から攻撃、ネット際でのプレーに長けた松山選手は前衛でプレーする。2人の武器はスピードを活かした連携だという。迎えた5月末から来年4月まで、パリ五輪出場権を決める試合が始まる。ライバルとなるのは福島由紀選手・廣田彩花選手のフクヒロペアと松本麻佑選手・永原和可那選手のナガマツペア。ロンドン五輪銀メダリストの藤井瑞希さんはオリンピック出場権をかけた戦いは毎回混戦になり、シダマツペアは五輪出場経験がないことで不安を抱えているかもしれないが、自分たちの実力を出せればと話した。世界ランク2位のシダマツペア、しかし序盤は1回戦敗退を経験するなど並みに乗れない。2人は「勝ちたいというk持ちが空回りしていた」と振り返る。6月には世界ランク11位まで後退、五輪出場権圏外になってしまった。
シダマツペアは攻撃の縦の形にいる時間が短くなっていると藤井瑞希さんは指摘。8月に迎えた世界バドミントン、2人は大きなきっかけを掴む。気持ちも落ち着き、初戦から良いパフォーマンスができたのだという。3回戦、シダマツペアは今年2戦して2敗している中西貴映選手・岩永鈴選手ペアと対戦。この試合で苦手とする対戦相手にリベンジを果たす。この試合、2人の持ち味である攻撃の時間が、以前負けた時間に比べ3分ほど長くなっていた。“らしさ”を取り戻した2人は調子を取り戻した2人は年間王者を決める「ワールドツアーファイナルズ2023」への出場権をかけた大会に挑む。この大会に向け、フクヒロペアと熾烈な争いを繰り広げていたシダマツペアはワールドツアーファイナルの出場権をかけ中国マスターズ2023に挑む。その準々決勝、世界ランク2位の韓国ペアに勝つなどし決勝進出。迎えた決勝、フクヒロペアと対戦することになったシダマツペア。第1ゲームから交わされる激しい攻防、その中でシダマツペアは縦の位置関係で攻撃に転じるとこのゲームを取る。第2ゲームはその勢いのまま勝利。世界ランクも4位と日本人ペア最上位に入った。2人は改めてパリ五輪での金メダル獲得を胸にコートに立ち続ける。
バドミントンの奥原希望選手は5日にワールドツアーで優勝し帰国。自身の中にある「トップレベルで勝負したい」という気持ちを確認できたという。4年前世界ランク1位だった奥原選手は現在ケガで出遅れ28位、パリ五輪出場権をかけたワールドツアーで2年8ヶ月ぶりに優勝した。
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3日の福岡国際マラソン、細谷恭平選手は日本人トップの4位でフィニッシュ。パリ五輪に向けた最後の一枠を求め日本人トップを守るも五輪派遣タイムには届かなかった。残るチャンスは2レース、その思いは強くなる。
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3日、J1最終戦。北海道コンサドーレ札幌の小野伸二選手は26年の現役生活に別れを告げた。いつも揺るがぬその姿はファンの心を楽しませた。
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「GET SPORTS」の次回予告。