2022年セ・リーグ新人王の大巨・大勢。昨シーズンは肘のケガで散々な結果となってしまった。大勢はこのオフで新たな取り組みに着手していた。目指していたのは疲労しない体づくり。そのために意識していたのは体の連動性。全身を連動させれば無駄な力を使わない投球ができる。疲労はたまらず、ケガの予防になるという。トレーニングで意識していたのは腸腰筋という筋肉。腸腰筋は上半身と下半身をつなぐ筋肉の総称。腸腰筋を使いこなすことができれば、下半身の力が上半身に効率よく伝わる。鍛えた腸腰筋を投球動作に活かす動作を染み込ませている。さらに、大勢はヒールアップ投法を取り戻したいと考えている。肘を痛めていた6月のソフトバンク戦の投球フォームは疲れが原因でヒールアップ投法をやめていた。肉体は追い込まれていた。疲労しない体づくりはヒールアップをやり通すことにもつながるという。3年目の2024年、優勝をもたらすべく大勢は胴上げ投手になることができたら、今後のプロ野球選手のいいリズムにのっていける、今年が勝負だと話す。