東京・西新小岩は火災危険度がランク5とされている。燃え広がらない街を目指して住民と行政の取り組みが始まっている。新小岩五丁目は高度経済成長時代には住宅が密集し、隣の家との隙間が数十センチしかない場所もある。火災の延焼が懸念され、さらに道路の狭さが地域の危険度を高めている。消防車が支障なく通ることができる道幅は6m以上だが、五丁目には6m未満の細い道が多くある。5丁目の3割近くはホースが届かない消防活動困難区域となっている。五丁目には約60か所に消化器が設置され初期消火の徹底を図っている。協議会を立ち上げて道路を拡幅する計画も進められている。来年度以降、用地買収に向けて本格的に協議を進めていきたいとしている。