日本は水難事故の死者数が世界2位。和歌山・新宮市では70歳女性が海に転落し死亡。愛媛・西条市では小学5年生の女の子が川で溺れ死亡。神奈川・横浜市では小学5年生の男の子が川で溺れて死亡。三重・桑名市では20代男性2人が伊勢湾で溺れて死亡。岐阜・岐阜市では19歳男性が川でおぼれて死亡。“6人に1人”は溺れた経験があるという。去年の水難事故の死者、行方不明者は743人(警察庁より)。中学生以下は27人。自分が溺れたと認識した条件は、大量の水を飲みこむ、呼吸が乱れてパニックになる、自力で陸や地上に戻れないなど。溺れやすい人の特徴は?男性の要救助者は女性より約1.7倍。飲酒後の遊泳経験、男性は17%、女性は6%。溺れた人の約半数が25m以上泳げる人。小学1年生と中学2年生は特に注意。親離れ、行動範囲が広がる節目で事故が起きやすい。身を守る方法は?日本水難救済会・遠山理事長は「波、風などがあると大の字で背浮きを続けるのはプロでも困難」。推奨するのはイカ泳ぎ。足はカエル足、手は水面から上げない。顔は水面に、両手両足を同時に動かす。完全に浮いているのは難しいという。事前の備えは?天候チェック、遊泳禁止区域・監視員のいない場所でおよがない、ライフジャケット着用、子どもは親の手の届く所に。