去年クマによる人身被害が発生し、ことしもクマの生息が確認されている仙北市の山中でドローンを使った生息調査の実証実験が行われた。仙北市角館町の中心部に近い古城山では去年7月に男性がクマに襲われけがをしたほか、ことしも地元猟友会によりクマの生息を確認されている。仙北市はドローンによる空中撮影や操縦の講習を行っている市内の企業と協力し、古城山でドローンによるクマの生息調査の実証実験を行った。調査では山の中にいたキツネとみられる動物をドローンのカメラが捉え撮影していた。田口俊彦危機管理監は「調査に入る人が被害を受けない、襲われないことが一番のメリット。人身被害対策と農作物の被害対策には十分生かせるのではという手応えを感じた」とコメント。