早稲田大学で歴史的な出来事が。今年4月、創設142年で初の女子ラグビーブが誕生。早稲田大学ラグビー部といえば、これまで五郎丸歩さんや畠山健介さんなど多くの日本代表100人輩出。名門の新たな船出とあって多くの注目が。集まった部員は13人で、経験者4人未経験者9人。そんな中、初の公式戦に出場し涙の結末に。朝7時30分、練習を行うのは男子がグランドを使わない朝。練習をみてみると、約40キロのタックルバッグを担いでダッシュ。悪戦苦闘するのは未経験者の谷地星選手、もともとはアルペンスキーの経験者だが持ち上げることができない。続いてタックルマシーンを用意、経験者のキャプテン千北選手がお手本をみせ、続けて谷地選手が挑戦するがほとんど前に進まなかったが、コーチやキャプテンからのアドバイスで少し進むように。激励に来ていた山中亮平選手は「女子選手がラグビーする場所が少ない。早稲田が取り組むのは良いこと」などとコメント、選手たちには「赤黒ジャージを着るのは特別、着れない人の分も試合に出たら体現しないといけない、思いを大事にしながら毎日練習を積み重ねてほしい」などと伝えた。創部から1か月で初の公式戦。試合前には初のジャージ授与式が行われていた。出場するのは7人制の大会で対戦相手は湘南ベルマーレBell7。開始15秒で先制トライを決めると、未経験者の谷地選手も体を張ってボールを前に運び練習の成果をみせた。早稲田は後半3分にも追加点をあげ公式戦初勝利をおさめた。早稲田大学14-7湘南ベルマーレBell7。