野球人生を支えた父は10年前に亡くなった。2002年に長嶋茂雄さんより命を受けて監督になったとき、父からは「床について枕を頭につけたら寝るんだ。考えるな。悩み事を床で考えるようなことは絶対するな」と言われ、さらに「どうしても考えたいときは部屋に電気をつけてイスに座って考えろ」と教わった。開幕から4連敗して眠れなくなって父の言葉を実行した時、大したことを考えていないことに気づいたという。少年時代、父は高校野球の監督で忙しくかまって貰えなかったため、母がキャッチボールをしてくれた。そんな母は去年89歳で亡くなった。原さんは長嶋茂雄さんについて、色々知識を持っているが、なかなかみんなの前で伝えることをする人ではなかった。また、勝利に対する周年がすごい強いものがある人だったという。長嶋さんは未だに野球に対する情熱が消えていない。